殺菌冷却機・冷却機選定ナビ
容器供給からケーサーまで、充填ラインを一貫して対応する当社では、殺菌冷却機及び冷却機についても内製しています。殺菌冷却機は、製品品質を決定する重要な設備ではありますが、大型であり、品質基準をクリアしようとすると有効スペース内に収まらないといった問題も出てきます。ここでは、殺菌冷却機・冷却機の選定のポイントをご紹介します。
殺菌冷却機・冷却機の種類
ペットボトル製品や瓶製品における殺菌冷却機について、約90℃~95℃(お客様ご要望によります)でシャワーを行い、殺菌する仕様が一般的です。ジャムやゼリー、グミなどを冷却する冷却機については、シャワー式の冷却機、冷風式の冷却機の2種があります。その他、レイアウトや能力仕様に基づいて、直線式、スパイラル式に分類されます。
殺菌冷却機・冷却機の選定のポイント
最適殺菌冷却機や冷却機を選定するためには、以下の点が重要となります。
Point1 殺菌の必要性を考慮した冷却機の選定
まずは、殺菌工程が必要かどうか、判断する必要があります。飲料製品をはじめとしたペットボトル製品や瓶製品、ジャムやコーヒーなどの低酸性商品については殺菌を行うことが一般的ですが、殺菌をするかどうかはお客様毎の判断によります。殺菌冷却機を選定する際、殺菌時間や殺菌温度などはお客様の品質管理に基づくものとなりますので、殺菌冷却機メーカーにご要望をお伝え頂く必要があります。
ご要望の殺菌時間、殺菌温度をもとに有効スペースを考慮して機器選定、仕様決定を行います。
Point2 生産能力を考慮した冷却機選定
殺菌の有無をご判断いただいた後、生産能力をはじめとした要素をもとに機器仕様を決定します。機器仕様の設定には最低限以下の情報が必要となります。
- 生産能力/分
- 必要な殺菌時間
- 必要な徐冷時間
- 必要な冷却時間
- 設置有効スペース
もちろん、殺菌対象の瓶やボトルのサイズ等、製品仕様に関する情報は殺菌冷却機メーカーにお伝え頂く必要がございます。
これらの条件をもとに搬送列数、搬送方式、搬送スピードを決定し、有効スペース内に収まるように機器設計していきます。
Point3 冷却方式を考慮した冷却機選定
殺菌工程が不要であり冷却のみを行う場合、冷却方式により機器選定する必要があります。一般的には、冷却方式は空冷式がシャワー式に大別されます。
シャワー式は、空冷式と比較し冷却効率が方式ですが、空冷式より初期コストが高額になります。また、冷却後に除水が必要となるため、工程を短縮したい場合や冷却後の包装等、後工程に迅速に搬送されます場合は向きません。
空冷式は除水が不要という点が大きな利点となります。グミやポーションパックなどの後工程ですぐに包装される製品については、空冷式が使用されています。
冷却方式と併せて冷却時間については、お客様毎にそれぞれです。条件を設定頂き、殺菌冷却機、冷却機メーカーに御相談ください。
液体充填機・充填ライン.comの
殺菌冷却機・冷却機選定、導入事例
事例1 ジャム充填ライン用殺菌冷却機
ジャム充填ライン用に、直線連続式シャワー式殺菌冷却機を導入した事例になります。有効スペースが狭く、殺菌冷却機の設置が困難でしたが、現地調査とヒヤリングを繰り返し、品質基準をクリアする殺菌冷却機の導入が可能になりました。前述のとおり、殺菌冷却機においてレイアウト構築はとても重要です。そのため、生産ラインを一貫して対応できるメーカーに、製作を依頼することを推奨します。
事例2 甘酒充填ライン用冷却機
甘酒充填ライン用に直線連続式シャワー冷却機を導入した事例です。殺菌工程が不要であり、冷却機のみの導入となっなっています。60本/分の生産能力にて設計しています。