化粧品の充填！充填におけるポイントとは？

化粧品の充填について

化粧品は大きく分けて基礎化粧品とメイクアップ化粧品の 2 種類があります。基礎化粧品は、肌を健やかに保ち素肌を整える化粧品のことで、洗顔料・化粧水・美容液・クリーム等が該当します。メイクアップ化粧品は、肌を美しく見せたり顔の表情をはっきり見せたりする役割があり、ファンデーション・アイシャドウ・マスカラ・チーク・口紅等が該当します。今回は液体充填機を使用した、基礎化粧品の容器への充填について解説します。

化粧品の種類と充填容器

洗顔料・化粧水・美容液等の比較的低粘度の製品容器には樹脂ボトルや瓶が多く使用されます。製品によってはポンプタイプやトリガータイプのキャップが採用される場合があります。

クリーム・ジェル等の高粘度の製品容器には広口タイプの容器（樹脂、ガラス）が多く使用されます。

化粧品の充填に最適な充填機

化粧品の中で、洗顔料・化粧水・美容液等の低粘度の製品で、樹脂ボトル等の背の高い容器への充填にはピストン充填機ロングノズル式が最適です。低粘度の化粧品は充填時に泡立ちの多いものもあり、瓶口まで充填した際に泡があふれる場合があります。
また少し粘度の高い製品では泡立った気泡が液内に残留してしまう場合があります。
これらを防止するため、充填時にノズルを液面に合わせて上昇させ、ノズル先端と液面の落差を少なくすることで泡立ちを押さえます。ピストンの駆動はサーボモータ式を選定することで、ノズル位置（液面位置）に応じて自由に充填速度を設定することができます。ノズル上昇との組み合わせで泡立ちの少ない高速充填の最適条件が設定できます。

クリーム・ジェル等の高粘度の製品で、広口タイプの背の低い容器への充填にはピストン充填機ショートノズル式が最適です。高粘度の製品は充填時ツノ立ちや糸引きが発生しやすい物性があります。これを防止するために、ショートノズル内で充填物の液導をふさぐためのサブピストン動作時に衝撃を与え、製品を振り落とすシャットノズルと呼ばれるノズルを選定します。また製品内に気泡が噛みこみやすいため、充填時に容器を回転させ、隅まで充填できるような機構を付加します。高粘度のクリーム類を安定して充填するためにはピストンの吐出圧を高圧にする必要があります。製品の粘度等の情報やテストサンプルを装置メーカーに提供することで適切な装置選定ができます。

化粧品の充填の課題解決事例

当社では低粘度のローション、高粘度の軟膏クリーム兼用の充填ライン納入の実績がございます。また当社は医薬品のバリデーションにも対応しており、医薬品レベルの充填ラインの導入が可能ですので是非ご相談ください。

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液体充填機・充填ライン.comを運営する株式会社メイワでは、ピストン式充填機、ボリューム式充填機、グラビティ―式充填機、ウェイト式充填機はもちろん、洗瓶からバレタイザーまで充填ラインの一貫対応も可能です。また当社は、食品から工業製品まで精通しており、50年の納入実績があります。液体充填機の導入には、その生産体制に応じたカスタマイズ能力が求められますが、50年間お客様の課題を解決してきた当社だからこそ、最適な充填機、充填ラインの提案を行うことができます。液体充填機・充填ラインに関してお困りの方は、液体充填機・充填ライン.comまでお気軽にお問い合わせください！