スパウトパウチへの充填が可能な充填機とは?詳しく解説!
スパウトパウチへの充填のポイントとは?
スパウトパウチへの充填は、パウチについている注ぎ口(スパウト)に充填ノズルを挿入して行います。そのため、細い注ぎ口に対して最適な充填ノズルの設計と精度の良い加工が必要となります。また、自動機の場合、高い位置決め精度も必要となります。最適な充填ノズルと充填条件により高速でかつ吹きこぼれのない、効率的で精度の高い充填が可能となります。
スパウトパウチへの充填が可能な充填機とは?
ピストン式充填機
ピストン式充填機(容量式充填機)とは、ピストンを用いて、シリンダー内の充填物を必要量吸引した後、弁を開け容器(ペットボトル、瓶など)に充填を行う充填機です。ピストン式充填機は構造が複雑ですが、性能が非常に高いため、多くの充填ラインで使用されています。一般的にピストン式充填機は、調味料、醤油、酢、食用油、ジャムなどの充填に用いられます。
重量式充填機(ウェイト式充填機)
ウェイト式充填機(重量式充填機)とは、秤を利用して充填物の重量を計量し、充填を行う充填機です。ウェイト式充填機の特徴は、容器の質量誤差による影響を受けないため、充填ロスが非常に少ない点です。一般的にウェイト式充填機は、ソース類などの充填に用いられます。
スパウトパウチに関する充填ライン導入事例のご紹介
塩こうじ充填ライン導入事例
こちらの事例では、お客様は主に下記の課題を持たれていました。
- 既設機より充填能力を上げることで生産性を向上させる
- 塩こうじの充填の際、粒がつぶれる恐れがあるが、粒を残すことで製品価値を向上する
当事例では、容器形状を考慮し、さらに省スペース化を実現するためにロータリー式充填機を採用しています。充填能力の向上がポイントでしたが、チアパックは飲み口がφ10程度と小さく、ノズルが細くなるため充填能力を向上させにくい容器です。当社は、充填部のピストン強度を上げ、さらに充填ノズルをカスタマイズすることで、30個/分というお客様の要望に応えました。また、塩こうじの粒を残すため、液導等を工夫して果肉をつぶしにくい充填構造としています。
チアパック充填ラインの導入により生産性の向上、品質向上を実現しました。また、省スペース化を実現しており、スペース生産性が向上したことにより、お客様に大変満足頂いた事例となります。
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液体充填機・充填ライン.comを運営する株式会社メイワでは、ピストン式充填機、ボリューム式充填機、グラビティ―式充填機、ウェイト式充填機はもちろん、洗瓶からバレタイザーまで充填ラインの一貫対応も可能です。
また当社は、食品から工業製品まで精通しており、50年の納入実績があります。液体充填機の導入には、その生産体制に応じたカスタマイズ能力が求められますが、50年間お客様の課題を解決してきた当社だからこそ、最適な充填機、充填ラインの提案を行うことができます。
液体充填機・充填ラインに関してお困りの方は、液体充填機・充填ライン.comまでお気軽にお問い合わせください!