重量制御で高精度充填!重量式液体充填機
重量式液体充填機(ウェイト式液体充填機)とは?
重量式液体充填機は計量用ロードセルを搭載し、充填量は内容重量を自動調整しながら定量充填する充填機です。充填製品の温度や比重に関係なく一定重量を充填できるため内容重量表示で販売する製品に最適です。また、重量式充填機には全自動直線搬送式重量式充填機や半自動重量式大容量充填機などがあります。
※ちなみに、弊社では、計量法第40条(第46条)第1項の特定計量器製造(修理)事業の経済産業省への届け出事業所として和歌山県の認定を受けております。確実に管理された基準器により検査を行い設備を調整・出荷しています。
重量式液体充填機(ウェイト式液体充填機)で高精度充填が実現できる理由
液体は温度により膨張・収縮します。そのため、容量式充填機で一定容量を充填しても充填温度により重量に差が出てしまいます。つまり充填温度が高いと重量は軽くなり、低いと重くなります。また、具材入りの製品の場合ホッパ内での具材の分布ばらつきやロット間差により一定容量を充填しても重量にばらつきが出る場合があります。しかし、重量式液体充填機は、まず容器の風袋をロードセルで自動計量した後、内容重量をロードセルとバルブで自動調整しながら定量充填します。そして、充填後は重量チェックを行います。以上のフローで充填を行うため、充填温度や具材のバラツキに影響を受けずに内容重量を安定して高精度充填を実現できます。
<重量式液体充填機(ウェイト式液体充填機)の充填方式>
<重量式液体充填機(ウェイト式液体充填機)の充填動画>
重量式液体充填機(ウェイト式液体充填機)の導入事例をご紹介
下記にて当社の重量式液体充填機(ウェイト式液体充填機)導入事例をご紹介します。
カフェオレ・飲むヨーグルト充填ライン導入事例
こちらは、カフェオレ・飲むヨーグルトの充填ライン導入事例です。樹脂容器への充填となります。当事例のお客様は、充填ラインの導入にあたり、以下のような課題を持たれていました。
①既設充填機より充填能力を挙げることで生産性を向上させる
②容器供給を自動化することで、生産性を向上する
③既設機では、キャップと容器の噛み合わせ精度が高くないことが原因で、斜め被り等の不具合が発生していたが、不具合を解消し、品質向上も実現する
そこで、当社は従来の充填機より生産性を向上させるため、20ヘッド搭載のロータリー式ボグラビティ充填機を導入しました。当充填機の導入により、190本/分(190ml) 130本/分(400ml) の充填が可能になりました。また、キャッパーは充填機と1体型の20ヘッドのロータリー式キャッパーにすることで充填ライン全体の生産性向上を実現しています。
また、食品系の充填ラインであるため、CIP(定置洗浄)、SIP(定置滅菌)の機能を搭載し、キャッパー部においても、EV殺菌機能を搭載しております。これらの装置により、食品の安全性を確保しています。さらに、充填ライン設置空間にHEAPフィルターを設けて、クリーンブース化することで、異物j混入等のリスクを回避しています。
液体充填機・充填ラインに関することなら、当社にお任せください!
今回の記事では、重量式液体充填機(ウェイト式液体充填機)についてご説明させて頂きました。
当社は、食品から工業製品まで精通しており、50年の納入実績があります。液体充填機の導入には、その生産体制に応じたカスタマイズ能力が求められますが、50年間お客様の課題を解決してきた当社だからこそ、最適な充填機、充填ラインの提案を行うことができます。液体充填機・充填ラインに関してお困りの方は、液体充填機・充填ライン.comまでお気軽にお問い合わせください!