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洗瓶機(リンサー)とは?種類や構造について解説!

洗瓶機(リンサー)とは?

洗瓶機(リンサー)とは、容器(ペットボトル、瓶など)をクリーンエアー、クリーン水、温水などで洗浄する機械のことです。洗瓶機(リンサー)は、一般的に予備洗浄、循環洗浄、仕上げ洗浄の3工程から洗浄を行います。洗瓶機(リンサー)の利点は大きく3点あります。

1つ目は、容器(ペットボトル、瓶など)の洗浄作業の合理化・省略可につながることです。2つ目は、容器の破損のリスクを抑えることができることです。3つ目は、予備洗浄、循環洗浄では仕上げ洗浄で使用した水を使用するため、水のロスが少ないことです。これらの利点から、洗瓶機(リンサー)は多くの充填ラインで使用されています。

洗瓶機を動画で紹介

洗瓶機を動画でご紹介します。

洗瓶機(リンサー)の種類

洗瓶機(リンサー)は様々な種類があります。主な洗瓶機(リンサー)の種類をご紹介します。

エアー洗瓶機(エアーリンサー)

エアー洗瓶機(エアーリンサー)とは、クリーンエアー、静電除去エアーを用いて、容器(ペットボトル、瓶など)をエアブロー洗浄すると同時に、ブロアーを用いて塵などを除去する機械です。一般の洗瓶機などとは違い、水などを使用しません。

エアー洗瓶機

>>エアー洗瓶機の製品一覧はこちら

温水洗瓶機(温水リンサー)

温水洗瓶機(温水リンサー)とは、フィルターを通した温水を用いて、容器(ペットボトル、瓶など)の内外の洗浄を行った後、クリーンエアーを用いて容器内の水滴を除去する機械です。

温水洗瓶機

>>温水洗瓶機の製品一覧はこちら

洗瓶機(リンサー)の形式

エアー洗瓶機、温水洗瓶機ともに、大きく2つの形式に分けることができます。下記では洗瓶機の形式についてご紹介します。

半自動式洗瓶機

半自動式洗瓶機とは、洗浄する容器(ペットボトル、瓶など)を指定の位置にセットし、自動で洗浄を行う洗瓶機です。半自動式洗瓶機は容器のセット、取り出しともに手動で行う必要があります。そのため、自動式洗瓶機と比較すると、半自動式洗瓶機の生産性は低いです。

自動式洗瓶機(自動直線式、自動ロータリー式など)

自動式洗瓶機とは、自動運転によりコンベア上の容器の供給から洗浄後の容器の搬送まで一貫して行う洗瓶機です。半自動式洗瓶機と比較すると、自動式洗瓶機の生産性は非常に高いです。また、自動式洗瓶機は自動直線式、自動ロータリー式などの種類があります。

私たちが提供する洗瓶機(リンサー)の特徴

液体充填機・充填ライン.comを運営する株式会社メイワは、様々な洗瓶機(リンサー)を取り扱っております。当社の洗瓶機(リンサー)の特徴についてご紹介します。

対応容器のバリュエーションが豊富

液体充填機・充填ライン.comを運営する株式会社メイワが提供する洗瓶機(リンサー)では、ペットボトル、瓶などはもちろん、その他の容器にも対応可能です。希望の容器が洗瓶機で洗浄可能かお気軽にお問い合わせください!

生産能力に応じた最適な機種選定が可能

液体充填機・充填ライン.comを運営する株式会社メイワでは、半自動エアー洗瓶機、半自動温水洗瓶機、自動エアー洗瓶機、自動温水洗瓶機など様々な製品を取り扱っているため、少量生産~大量生産まで最適な洗瓶機のご提案が可能です。

洗瓶機導入事例のご紹介

育毛剤充填ライン導入事例

こちらの事例では、お客様は主に下記の課題を持たれていました。

  1. 複数種類のキャップがあるが、金色のキャップは傷が目立ちやすく、傷をつけないようにキャッピングすることで品質を維持する
  2. 中栓が必要であり、一つのキャッパーで中栓、外栓を行えるようにし、投資コストを抑える
  3. 泡立ちしやすい製品であるが、泡立ちによる充填時のもれを防ぐ

当事例の一番のポイントは、金キャップに傷をつけずにキャッピングすることにあります。金キャップ以外は、生産性を最大限に高めるため、パーツフィーダーを活用して自動搬送し、一個づつ切り出し、キャッパーにて蓋閉めを行っていました。金キャップについては、パーツフィーダーにて搬送すると傷がつく恐れがあったため、人手にてコンベアに整列させて、ロボットにてピックアップし容器に乗せ、キャッパーにて増し締めする仕様としました。

初期コストを抑えたいというご要望から、中栓工程をキャッパー内に搭載するカスタマイズを行うとともに、洗瓶機については反転機構を搭載せず、圧縮エアの引付、バキュームの仕様としました。

育毛剤充填ラインの導入事例

>>事例の詳細はこちら

ガラス瓶用ジャム充填ライン

こちらの事例では、お客様は主に下記の課題を持たれていました。

  1. 紙パックラインがドライ環境で稼働しており、瓶充填ラインも同様にドライ環境に設置する
  2. ジャムに果肉が入っており、果肉の大きさにより重量差が出ることを回避する
  3. 既設工場内の限られたスペースに自動化ラインを設置し、生産性を向上する

そこで当社は、ドライ環境に設置するご要望であり、水による洗瓶を行えないため、エアリンスにて洗瓶できる洗瓶機をご提案しました。設置スペースに限りがあり殺菌冷却機の設置スペースを確保することが困難でしたが、複数回にわたる現地調査と動線の確認を行い、レイアウトを最適化しました。

重量のばらつきについて、後段の重量チェッカーから重量値のフィードバックをもらい、制御することで対応しました。

その結果、お客様が持たれていた課題を解決することが可能となり、生産性向上や歩留まり向上を実現することができました。

ガラス瓶用ジャム充填ラインの導入事例

>>事例の詳細はこちら

お気軽にご相談ください!

液体充填機・充填ライン.comを運営する株式会社メイワでは、エアー洗瓶機、温水洗瓶機はもちろん、洗瓶からバレタイザーまで充填ラインの一貫対応も可能です。

また当社は、食品から工業製品まで精通しており、50年の納入実績があります。充填ラインの導入には、その生産体制に応じたカスタマイズ能力が求められますが、50年間お客様の課題を解決してきた当社だからこそ、最適な洗瓶機、充填ラインの提案を行うことができます。

洗瓶機、充填ラインに関してお困りの方は、液体充填機・充填ライン.comまでお気軽にお問い合わせください!

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ご相談ください。

液体充填機・充填ライン.comを運営する株式会社メイワは、食品工場を始めとして、医薬品、化粧品、工業製品製造工場など、様々な業界の皆様の“無理難題”に立ち向かい、課題を解決してきました。多品種少量生産から完全自動の量産ラインまで対応させて頂きます。お気軽にお問合せください。