食品充填機とは?選定のポイントを解説!
食品充填機で充填できるものは?
食品充填機の機種によって、充填できる充填物は様々です。一般的に食品充填機は、ジュースなどの液体の飲食物、ドレッシング、ジャムなどの粘度のある液体状の食品、モズクや佃煮などの水産加工品、小豆やゴマなどの固形の食品などの充填が可能です。さらに、唐揚げ、ハンバーグなどの食肉の充填も可能な充填機もあります。これらの例のように食品充填機では、幅広い食品の充填が可能です。
食品充填機で充填できないものは?
食品充填機は幅広い食品が充填可能ですが、もちろん充填できない食品もあります。充填できない食品は、粘度、臭気など食品の特性上、充填機にマッチしないものです。食品充填機でご希望の充填物が充填可能かお気軽にご相談ください。
食品充填を動画でご紹介!
食品充填を動画でご確認頂けます。
はちみつ充填ライン
粒ウニ充填ライン
ケーキシロップ充填ライン
食品充填機の種類
食品充填機には様々な種類があります。主な食品充填機の種類についてご紹介します。
ピストン式充填機(容量式充填機)
ピストン式充填機(容量式充填機)とは、ピストンを用いて、シリンダー内の充填物を吸引しとどめた後、弁を開け容器(ペットボトル、瓶など)に充填を行う充填機です。ピストン式充填機は構造が非常に複雑ですが、性能が非常に高いため、多くの充填ラインで使用されています。一般的にピストン式充填機は、醤油、酢、食用油、ジャムなどの充填に用いられます。
ボリューム式充填機(升切式充填機)
ボリューム式充填機(升切式充填機)とは、計量升に充填物を詰め込み、加圧して定量を測定する充填機です。ボリューム式充填機の特徴は、加圧して定量を判断するため、精度が非常に高いことです。一般的にボリューム式充填機は、茹で小豆、ゴマ、七味などに用いられます。
重量式充填機(ウェイト式充填機)
ウェイト式充填機(重量式充填機)とは、秤を利用して充填物の重量を計量し、充填を行う充填機です。ウェイト式充填機の特徴は、容器の質量誤差による影響を受けないため、充填ロスが非常に少ない点です。一般的にウェイト式充填機は、ソース類などの充填に用いられます。
グラビティー式充填機(落差式充填機)
グラビティー式充填機(落差式充填機)とは、充填物を上部のタンクから落差により充填を行う充填機です。グラビティー式充填機の特徴は、落差により充填を行うため、見た目での液面が一定になる点です。一般的にグラビティー式充填機は、水、酢、化粧品などの充填に用いられます。
食品充填機、選定のポイント
上記で説明した食品充填機以外にも様々な食品充填機があります。食品充填機の種類が多すぎてどの食品充填機を選べばよいのかわからなくなりますよね。そこで、食品充填機選定のポイントをお教えします。
食品充填機を選定する上でのポイントは2点あります。
まず、1つ目は、購入前に食品充填機導入の費用対効果を考えておくことです。事前に確認をしておかないと、「投資をして食品充填機を購入したが、思ったより生産性が上がってないなぁ」という状況に陥ることがよくあります。そのため、充填機を購入する前に、どのくらいの費用対効果があるのか事前に計算することをお薦めします。
2つ目は、希望に応じた性能を持ち合わせている食品充填機であるかしっかり確認することです。食品充填機は様々な種類があり、機種により性能も様々です。そのため、希望の充填物が充填可能か、希望の生産性を実現できるかなど機能面を購入前にしっかり確認することをお薦めします。
私たちが提供する食品充填機の特徴
液体充填機・充填ライン.comを運営する株式会社メイワは様々な食品充填機を取り扱っております。当社の食品充填機の特徴についてご紹介します。
対応充填物のバリュエーションが豊富
液体充填機・充填ライン.comを運営する株式会社メイワが提供する食品充填機では、ゼリー、シロップ、ジャムなど粘度の高いものから茹で小豆、ゴマなどの固形物まで対応可能です。ご希望の充填物が充填可能か、お気軽にご相談ください!
生産能力に応じた最適な機種選定が可能
液体充填機・充填ライン.comを運営する株式会社メイワでは、ピストン式充填機、ボリューム式充填機、グラビティ―式充填機、ウェイト式充填機など様々な製品を取り扱っているため、少量生産から大量生産まで最適な充填機のご提案が可能です。
食品充填機の導入事例のご紹介
醤油充填ラインの導入事例
こちらの事例では、お客様は主に下記の課題を持たれていました。
- キャッパーにおいて、打栓キャップとスクリューキャップを兼用することで、省スペース化と初期コストを削減する
- 設置有効スペースが限られているため、使用するスペースを最小限に抑え、スペース生産性を高める
- 充填の際、泡立ちによりボトル口元に醤油がつくことを避け、品質を向上させる
多品種生産であることから、当社の多品種小ロットシステム充填機を提案しました。多品種小ロットシステムは、洗瓶、充填、キャッピングを同一装置内で行うため、省スペース化を実現できます。また、登録した設定を呼び出すだけで段取り替えが可能となりますので、多品種生産の自動化が可能になります。
多品種小ロットシステム内のキャップ工程を増やし、打栓キャップとスクリューキャップに対応できる仕様とし、お客様の課題であった数種のキャップの兼用という課題をクリアしました。
容器供給以外の工程を完全に自動化したことに加え、自動化ラインの省スペース化を実現したため、お客様に大変満足いただけました。
フルーツソース充填ラインの導入事例
こちらの事例では、お客様は主に下記の課題を持たれていました。
- 既設充填ラインは、30本/分の充填能力だが、40本/分に向上させる
- 製品充填・シールまでは自動化されていたが、ケーシングまでの自動化ラインとする
充填ラインをケーシングまで自動化するために、全体レイアウトを作成しました。しかし、有効スペースが狭く、冷却機の設置が課題となりました。そこで、冷却能力を維持できる最小寸法を冷却機メーカーと洗い出しカスタマイズ設計を行い小型化するとともに、必要な動線を確保できるレイアウト構成を行いました。また、洗瓶機・充填機・シール機を一体型にすることで、省スペース化を行いました。
適切な充填機やキャッパー、洗瓶機の選定による充填能力向上をクリアすることはもちろん、お客様がお持ちの課題を解決することで、生産性向上、製造単価の削減、スペース当たり売上高の向上など、多様な効果を生み出すことができました。
フリーズドライ(卵スープ)用充填ライン導入事例
こちらの事例では、お客様は主に下記の課題を持たれていました。
- 容器ならびにパッケージなどの外装の重量を含まない、実際の正味量を計測する
- 充填時、具材の充填量にばらつきが出ないようにする。
そこで、当社は6列25ショットで1分間に400個で充填することができるフリーズドライ用充填機の導入をご提案しました。
また、充填量を正確に計量するため、容器や外装の重量を除いた正味量を計量する必要がありました。充填前と充填後にそれぞれ重量チェッカーを設置し、充填後の重量から充填前の重量を差し引くことで、正味量を把握するライン構成としました。
お客様のニーズに合致した機器導入により、生産性の向上とともに製品品質の向上を実現しました。
お気軽にご相談ください!
液体充填機・充填ライン.comを運営する株式会社メイワでは、ピストン式充填機、ボリューム式充填機、グラビティ―式充填機、ウェイト式充填機はもちろん、洗瓶からバレタイザーまで充填ラインの一貫対応も可能です。
また当社は、食品から工業製品まで精通しており、50年の納入実績があります。液体充填機の導入には、その生産体制に応じたカスタマイズ能力が求められますが、50年間お客様の課題を解決してきた当社だからこそ、最適な充填機、充填ラインの提案を行うことができます。
液体充填機・充填ラインに関してお困りの方は、液体充填機・充填ライン.comまでお気軽にお問い合わせください!