エア洗瓶機(エアリンサー)とは?種類や構造について解説!
エア洗瓶機(エアリンサー)とは?
エア洗浄機(エアリンサー)は容器(ペットボトル、瓶など)の内部にクリーンエアを吹き付け、紙片等の異物を吹き飛ばすと同時に集塵機で異物を収集することにより洗浄を行う装置です。一般の洗浄機などとは違い水、温水などを使用しないため残水を嫌う製品には最適です。
エア洗瓶機(エアリンサー)の特徴
エア洗瓶機(エアリンサー)で容器内に吹き付けるエアは、工場のドライエアを、設備に内蔵されたマイクロミストセパレータとオーダリムーバルフィルタにより0.01μmのゴミを99.9%除去し、匂いも取り除いて使用します。またエアブローノズルの直前のエアラインに静電気除去装置(イオナイザ)を装着することにより、特にペットボトル等の樹脂容器に発生する静電気を除去し効果的に容器内を洗浄します。集塵機は排気フィルタにHEPAフィルタを装着しクリーンルーム仕様となっています。
エア洗瓶機(エアリンサー)の構造
エア洗瓶機(エアリンサー)はエアブローノズル、上述のエア清浄機器、吸引ノズル、集塵装置、容器ガイド(グリッパ)、容器搬送装置等で構成されています。全自動エアリンサーはコンベアで容器供給され自動で位置決め後エア洗浄し自動でコンベアへ排出されます。半自動エアリンサーは容器の供給排出は人手で行いエア吹き付け及び集塵は自動で行います。洗浄は容器を上向きで行う方式と容器を反転して下から行う方法があります。
エア洗瓶機(エアリンサー)の種類
エア洗瓶機(エアリンサー)には様々な種類があります。主なエア洗瓶機(エアリンサー)の種類をご紹介します。
①半自動固定式エアリンサー(エア洗瓶機)
容器専用ガイドに容器口部を挿入することで容器内をエア洗浄する装置です。
②容器反転間欠式半自動ロータリーエアリンサー(エア洗瓶機)
容器専用ガイドに容器口部を人手で挿入するとテーブルが間欠回転しエア洗瓶後排出され、人手で取り出す設備です。
③直線間欠式エアリンサー(エア洗瓶機)
直線コンベアで供給された容器を連続して自動でエア洗浄する設備です。
④容器追従連続式直線エアリンサー(エア洗瓶機)
直線コンベアで供給された容器を連続して自動でエア洗浄する設備です。
⑤容器反転連続式自動ロータリーエアリンサー(エア洗瓶機)
エア洗瓶機(エアリンサー)の導入事例
フルーツソース用充填ラインにおいて、樹脂ボトルの洗浄をエアー洗瓶機にて行っている事例です。当事例のエアー洗瓶機は、間欠ロータリー式となります。エアー洗瓶の場合は、反転機構を取り付ける場合もありますが、コスト増とレイアウト拡大が問題となります。洗浄基準に関しては、充填機メーカーが決定することはできませんので、自社の洗浄基準を充填機メーカーに伝えて、最適な仕様にて洗瓶機を導入してください。
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液体充填機・充填ライン.comを運営する株式会社メイワでは、洗瓶機はもちろん、充填機・キャッパー~バレタイザーまで充填ラインの一貫対応も可能です。
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